2024年1月17日 12:00
段田安則、ショーン・ホームズと挑む現代版『リア王』 名作だからこその楽しみ方とは?
過去の作品と見比べていただくというのも、ひとつの楽しさではないかと思います。
――名作だからこその楽しみ方があるのですね。
ええ、もう何百年前もから上演され続けている作品なわけですから。しかも今回はそれを、シェイクスピアの本場イギリス出身のショーンさんが演出する。それによってどんな仕上がりになるのか、僕自身とても楽しみです。
現代に息づくシェイクスピアを感じてもらえるのでは
――タイトルロールのリア王を演じる上では、どういったことが最初の足がかりになりそうでしょうか?
明確にこんな感じ、というものがあれば不安も少ないのでしょうが……(苦笑)。でも自分の中でひとつ秘策がありまして、それは一度稽古場で試してみようとは思っています。とはいえ大失敗するかもしれないので、ここでは内緒で(笑)。
まぁリア王と言えば立派な、堂々たる人物といったイメージですが、そのままを僕が演じるのは無理があると思っています。だから僕なりの、またちょっと違うアプローチをしていけたらなと。繰り返しにはなりますが、今回は現代版『リア王』ですからね。そこにすがっていきたいです。
――演出のショーンさんだけでなく、共演陣にも頼りがいのある面々がそろいましたね。