1日開幕の「十一月歌舞伎座特別公演 ようこそ歌舞伎座へ」 普段は見ることのできない舞台裏の映像も
高揚する音楽に合わせて次第に獅子たちが勇猛な獅子の狂いを見せると、最大の見どころである毛振りが始まる。勇壮な獅子の毛振りに力強い拍手が送られ、客席の盛り上がりが最高潮となったところで、華やかに打ち出しとなった。
観劇だけじゃない! 遊び心あふれる、場内のさまざまな仕掛け
3階ロビー「御休處ひと粋屋」©松竹
「十一月歌舞伎座特別公演」では、観劇以外にも歌舞伎座での特別なひと時を過ごしてもらえるよう、趣向を凝らしたさまざまな企画が盛りだくさん。芝居見物の合間に、場内のさまざまな展示やスタンプラリーを楽しむ観客で、場内は大いににぎわった様子を見せた。
歌舞伎座に入ってすぐの大間(ロビー)の吹き抜けには、歌舞伎には欠かせない和傘が華やかにお出迎え。入場してすぐに広がるいつもとは一味違う光景に、立ち止まって上を見上げる観客の姿も見られた。
1階大間「ようこそ歌舞伎座へ」和傘展示©松竹
また、各階ロビーに設けられた当月上演の『三人吉三巴白浪』や『石橋』に因んだフォトスポットでは、実際の舞台さながらの小道具や大道具のなかで、記念撮影を楽しむ観客でにぎわった。
2階『三人吉三巴浪』©松竹
©松竹
2階ロビー『石橋』フォトスポット©松竹
小道具や大道具の展示のほかにも、場内を各所に設置された「歌舞伎印巡(すたんぷらりぃ)」