ヨーロッパ企画『あんなに優しかったゴーレム』14年ぶりに開幕 上田誠「飾り気なしのすごい劇」
ヨーロッパ企画第41回公演『あんなに優しかったゴーレム』が、9月10日に栗東芸術文化会館さきら 中ホールで行われたプレビュー公演を皮切りに開幕した。
本作は、ある投手の取材で彼の地元を訪れたテレビクルーが、投手がよくキャッチボールしていたというゴーレムに出会う、“愛と郷愁のサイココメディ”。2008年にヨーロッパ企画第26回公演として初演され、今回14年ぶりに再演される。
作・演出を手がける上田誠は開幕に際し「14年前の劇を、元々こうだったみたいにリメイクすることに成功しました。土の像をめぐる、最初から最後まで群像でしゃべりっぱなしの大(おお)会話劇です。作りたいものができました。ヨーロッパ企画が今立っている地平はここです。飾り気なしのすごい劇ですから、ぜひとも観にきてほしいです。」と語っている。
『あんなに優しかったゴーレム』は、9月から11月にかけて京都、東京、新潟、さいたま、横浜、名古屋、大阪と巡演する。
<公演情報>
ヨーロッパ企画第41回公演『あんなに優しかったゴーレム』
作・演出:上田誠
音楽:滝本晃司
出演:石田剛太酒井善史角田貴志諏訪雅土佐和成中川晴樹永野宗典西村直子藤谷理子 / 金丸慎太郎亀島一徳
栗東プレビュー公演:9月10日(土)