福山雅治の3年10カ月ぶり全国アリーナツアーが開幕、ファンとの”新たな約束”さいたまスーパーアリーナ3DAYSも発表
陽気なメロディーではあるが<いつか心臓も止まってしまうけど>など、死を見据えたフレーズもさり気なく織り込んでいて、最新作『AKIRA』へと繋がる死生観も既に見て取れる。エンターテインメントが不要不急とされたコロナ禍の時代において、音楽に幸福感を見出し、それを生き甲斐とするささやかな自由を表明するような、音楽家としての誇りを示す選曲にも思えた。
対面するファンと、そして画面越しの世界中のファンと目を合わせ、呼吸を合わせる温かなコミュニケーション。幸福を分かち合った後、福山は「30年一緒にやってきたこのオーディエンスとの一体感!いかがですか、画面の向こうのBROS.!」と満面の笑みを浮かべて語り掛け、幾度もファンを讃えていた。
大いなる盛り上がりの中、公演の最後にはさいたまスーパーアリーナ3DAYS を2022年6月16日(木)・18日(土)・19日(日) に開催することを発表。歓喜の拍手が響き渡った。歓声やシンガロングが無くても「“伝わるんだな”ということをすごく感じさせてもらった」とライブを振り返ると、「大いなる自信と勇気、手応え、確信をもってまた明日からのツアーを半年間、最強のメンバーと最強のスタッフ、誰一人欠くことなくやりきりたいと思います。