福山雅治の3年10カ月ぶり全国アリーナツアーが開幕、ファンとの”新たな約束”さいたまスーパーアリーナ3DAYSも発表
「“伝わるんだな”ということをすごく感じさせてもらった」
今回、2018年に開催された全国ツアー同様、ダブルアンコールを日替わりの選曲で届けていくという準備がある。この初日公演には応募が殺到しプラチナチケット化していた状況を踏まえ、ダブルアンコールの模様はファンクラブ限定で無料生配信。「出発の日を皆で迎えたい」という福山本人の強い意志による計らいだという。
生配信は「全国の、全世界のBROS.の皆さん、こんばんは!」との挨拶でスタート。「今夜の、この記念すべきライブをこの歌で噛み締めて味わっていきたいと思います、いいですか?」「あなたの手拍子がビートになりドラムになり、一つになっていきます。いいですか、横浜?」と呼び掛け、ギターのカッティングとカウントから「幸福論」(2009年リリース10th Album『残響』収録)へ。<君が大好きでとても大事さ><ときどき逢えなくっても>という歌詞は、この2年間の空白を乗り越えた福山とファンの関係性そのもののように聞こえてくる。
オーディエンスの手拍子が生み出すビートに乗せ、センターステージで全方位を見渡すようにして歌唱する福山。
幸福の形は人それぞれであり、主観的であるべきだと歌うこの曲は、福山の人生哲学をさり気ない形で、しかし明白に宣誓した重要曲。