福山雅治の3年10カ月ぶり全国アリーナツアーが開幕、ファンとの”新たな約束”さいたまスーパーアリーナ3DAYSも発表
オーディエンスは初めて生で受け止める楽曲を手拍子で盛り上げたり、逆に身じろぎもせずに深く聴き入ったり、率直なリアクションを全身で返していった。
セットリストを詳しく明かすことは控えるが、2度の無観客配信ライブ『FUKUYAMA MASAHARU 30th anniv. ALBUM LIVE AKIRA』と『Fukuyama Masaharu 31st Anniv.Live Slow Collection』双方の良さを融合させたハイブリッドな選曲で、スローとアッパー、曲のテンポで大きく区分した二部構成のショウを構築。その上で更にスケールアップしたエンターテインメント空間を今回は立ち上げている、とだけ触れておきたい。
ステージセットは、音楽の力によって人々を異空間へと誘う意志、未来への旅立ちをイメージさせるデザイン。プロジェクターで投影する様々なモチーフやヴィジョンは幻想的で、未だ見ぬどこかへとオーディエンスの心を惹き込む深い没入体験をもたらした。福山とマエストロ揃いのバンドメンバーによる音楽表現に、最先端のテクノロジーを用いた美しい映像と光の演出が加わり、楽曲のイメージを視覚的に具現化していく。