くらし情報『自身初の著書を上梓! 車いすテニス・小田凱人「僕の人生は面白い」』

自身初の著書を上梓! 車いすテニス・小田凱人「僕の人生は面白い」

という言葉がある。これは『凱旋』を読んだ者全員の率直な疑問だろう。

小田少年は9歳でがんにおかされても「このタイミングで車いすテニスに出合えたので逆に良かった」と回顧する。なぜ、11歳でがんが再発して肺への転移が発覚しても、車いすテニスに悪影響を及ぼすという理由で入院を拒否し、3か月にわたる過酷な抗がん剤治療と競技生活の両立を自ら決断してやり遂げることができたのか。どうして13歳で三度目の手術を余儀なくされて、完治の見通しは2030年4月だと聞いても「後ろを向いても仕方がない」と前を向くことができるのか……。

「強いなんて、思ったことがないです。メンタルに関しては持論があって、僕は強い弱いではなく、“うまいへた”だと思っていて。再発したら、メンタルが強かろうが弱かろうが、結局抗がん剤の治療をしないといけない。
極論メンタルは関係ないと思っている。だからそこで強さよりもうまさがいると思っていて。どうしよもないものからうまく逃げているという感覚です」

がんと向き合い、戦い、付き合いながら、史上最年少という名の付く記録はすべて塗り替えることを有言実行してきた小田の次なる目標が世界ランキング1位での金メダル獲得である。

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