2021年5月8日 12:00
クボタの4強入りか、神戸製鋼の返り討ちか? 運命のTLプレーオフ準々決勝キックオフ!
第5節・サントリーサンゴリアス戦ではドロー濃厚と思われたノーサイド間際にトライを許し26-33、第7節・トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦ではカンファレンス2位をほぼ手中に収めかけながらもラストプレーで24-25と大逆転を喫した。この手痛い黒星の反省は、早速プレーオフトーナメント2回戦で生かされた。クボタは試合の入りから集中し得点を重ね、ヤマハ発動機ジュビロの時間帯でも反撃のチャンスを探りながら耐え抜いて46-12の完勝を収めたのだった。
ブロディ・レタリック(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
(c)スエイシナオヨシ
一方の神戸製鋼は初代トップリーグ王者にして、『トップリーグ2019』チャンピオンである。シーズン不成立となった昨季も6戦全勝、今季もパナソニック ワイルドナイツとの首位攻防戦こそ引き分けたものの無敗をキープ。プレーオフ初戦も三菱重工相模原ダイナボアーズを50-15と一蹴している。一見盤石に見える神戸製鋼だが、付け入る隙はある。第4節・リコーブラックラムズ戦や第7節・NTTドコモレッドハリケーンズ戦ではあわや金星献上かと思われたほど苦戦を強いられた。
高いスタンダードを維持していた昨季までと異なり、今季は試合によってパフォーマンスのバラツキがあるのだ。