2018年6月29日 18:47
はんなり和装美人のススメ。和装の「歩き方」のふるまい
足裏から下駄が離れないように、足の指に少し力を入れて、しっかりと下駄の鼻緒をつかみながら歩くのがポイント。歩くときには常に意識しておきましょう。
美しい動作に見せる歩き方
下駄で美しく歩くには、つま先からほんの少し内股にして、すり足ぎみで歩くのがポイントです。歩幅を小さくして、膝の間を開けないように歩くと美しい動作に見せることができます。
おおよその歩幅の目安は10cmぐらいがベスト。急いでいたり、歩きにくいからといって、いつものような歩幅で大きく足を上げ下げしたりしてしまうと、裾がめくれあがって雑な所作に見え、着崩れの原因にもなります。
浴衣のつまを押さえて奥ゆかしい印象
歩幅を広めにして歩いたり、長時間歩いたりすると、浴衣が着崩れてしまうことがあるでしょう。気崩れると、とてもだらしない印象になってしまうため、そうなる前に着崩れにくい歩き方で歩くことが必要です。
ポイントは、右手でつま(浴衣の端部分)をそっとおさえながら歩くこと。これで、裾めくれや着崩れが軽減できます。奥ゆかしい佇まいになるので心がけたい所作のひとつです。
普段あまり着慣れていない浴衣は、洋服に比べて少し動きづらいですが、ちょっとしたことを意識して実践するだけで、美しい歩き方になります。