職人さんの手仕事が伝える「ぬくもり」「やさしさ」で植物を包むポット
環境問題に取り組みながら商品開発を行う工房《ろくろ舎》
福井県にある、古民家を改装してアトリエ兼ショップとして杉を使った商品を生み出している〈ろくろ舎〉。《TimberPot》の販売元です。この、オーナー兼職人でもある酒井さんが、物作りをしていく中で、「常に消費者の反応」を感じたいとの想いで設立されました。
海外、国内を数年間放浪したのち現在の木工の仕事に携わり始め、海外生活でさまざまな価値観に触れることができたからこそ、日本のもつ自然の豊かさや物作りに対するこだわりや、世界に誇れる品質に気づくことができたそうです。
酒井さんが生み出す商品には共通するコンセプト。それは、「持続可能であること」と「伝統的な木地師(きじし)(※)としての技術の継承」、そして「自然の保護」です。この理念をもって、酒井さんの手作りで全ての商品が生み出されています。
※お椀やお盆をつくる職人のこと
木材と《Timber Pot》の関係
戦後日本では、復興を進める中で成長が早い「杉」や「檜」が大量に植林されました。しかし、その木材も、高度経済成長や木材需要の低下、海外からの安価な輸入材などの問題から使用が減ることに。