やわらかな陽射しが差し込む漫画家&イラストレーター・おぐらなおみさんの自宅アトリエ【我が家の暮らし #6】
それが終わったら着替えてお化粧をして、身支度をする。これで気持ちを切り替えています。私にとってこの一連のことが“通勤”になっているんだなと思います」
おぐらさんの仕事モード切り替え術はもうひとつありました。“指輪をつける”というのもあるそうです。
「仕事をするときは指輪をつけます。仕事が終わったら、料理をしたり家事をするので指輪をはずします。
指輪をしていないとなんとなく手元が寂しいというのもあるのですが、指輪をしていると『私は今、仕事中だぞ!』っていう意識になります」
そういえば、気になっていた液晶モニターの下に鎮座する鳥の置物。ペーパーウエイトかなと思い聞いてみると、おぐらさんが仕事モードに切り替えるための大切なアイテムでした。
「仕事が終わったら、指輪をはずして、ここにしまいます」
なるほど!雑貨好きのおぐらさんが、お友達が営むアンティークショップで見つけたというこの鳥は、アクセサリーケースでした。
連載に執筆、イラストの仕事、育児に家事と、たくさんの“仕事”を掛けもつおぐらさん。さぞや忙しい日々を過ごされているのだろうと想像しますが、まったくそのような慌ただしさを感じさせない、穏やかでゆったりとした雰囲気がとても印象的でした。