【専門家監修】【戸建】フルリフォームと建て替え、どっちがお得?
古くなった持ち家や中古の家を購入した場合に、フルリフォームと建て替えをするならどちらのほうがいいのでしょうか?住宅事情の実際の現場に接している視点もふまえ費用面やそれぞれでできることを比較し、ご紹介します!
フルリフォームの定義
フルリフォームとは枠組みだけを残してすべてを一新するリフォーム工事のことです。簡単にまとめますと、古い住宅をリフォームし、外観からも内観からもその古さが残っている部分をまったく感じさせない工事と考えていただければ大丈夫です。
フルリフォームの費用相場は?建て替えと比較
大まかにお話しすると、建て替え工事をするのと比較して30%程度安くなるという目安になります。
例えば建て替えをすると3000万円かかるとすれば、おおよそ2000万円程度を見ればフルリフォームができるという計算になります。
ただ難しいのは、フルリフォームの中身です。築50年の家と築30年の家ではその費用にはばらつきが出て当然だからです。
例えば断熱材。築30年程度ですとロックウールと呼ばれる断熱素材が一般的で、この断熱材であれば総交換までは必要がないかもしれません。ところが、築50年となるとグラスウールが主体と考えられるので、建物によってはグラスウールが壁体内で下にズリ落ちて断熱効果が大きく失われているかもしれません。