「皆が休むとまわらないから」GWの有給取得が却下されたけど仕方がない?
今年のゴールデンウィークは土曜日が祝日となってしまった影響から、例年に比べると「大型連休」というには少し寂しい長さになっています。
ただ、5月の1日、2日に有給休暇を取得すれば連休期間を大きく伸ばすことができるため、この2日間に有給休暇を利用しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかしながら、この2日間に有給休暇を申請したところ、「皆に休まれると仕事が回らなくなる」という理由で有給休暇の申請を却下されてしまった方もいるのではないでしょうか。
こういった理由で有給休暇の申請が却下されるのは仕方ないことなのでしょうか?
Q.GW前後の有給休暇申請は却下されても仕方ない?
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A.会社には有給休暇の「時季変更権」があるためある程度は仕方ないと言えますが、単に「忙しいから」という理由だけで却下することは許されません。
上記にもある通り、会社は従業員の有給休暇申請に対して「時季変更権」という権利を有しているため、有給休暇の申請が却下されたからといって即違法になる訳ではありません。
しかし、一方で会社は従業員が希望に沿う形で有給休暇を利用できるように配慮する義務があります。