トライアスロンに参加していた選手が死亡…責任は誰が負う?
2017年6月4日、栃木県で行われたトライアスロンの大会に参加していた50代の男性が、水泳の競技中に死亡するという事故が発生しました。
トライアスロンに限らずマラソンなど持久力を競う大会や、生命の危険をかけながらプレーするスポーツについては、極稀に競技者が命を落とすことがあります。
仮にそうなった場合、誰が責任を負うことになるのでしょうか?エジソン法律事務所の大達一賢弁護士に見解をお伺いしました。
Q.トライアスロンなどスポーツの大会で選手が死亡……責任は誰が取る?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/
A.ケース・バイ・スケースですが、基本的には自己責任となります。
「基本的にはその選手自身の自己責任ということになります。というのも、スポーツの大会などに出る場合には、参加者はそのスポーツで通常起こりうる危険に関してはそれを引きうけ、承知しており、リスクを負った上でスポーツ大会などに参加しているからです。
今回のように、トライアスロンのスイム中に溺れるなどの事故に関しても、参加者はその危険性及び自身の身体能力を認識した上で参加しているのが通常です。