【元警察が解説】会社のお金を使ったら、すぐ返しても横領になる?
当たり前のような理屈ですが、これが真理です。
使ってしまったお金と同額のお金をもっていれば、会社にバレてしまう前に返済できるので損害は生じません。
つまり、一時的に会社のお金に手を付けてしまっても、すぐにこれを返す意思があり、実際に返せるだけの持ち合わせがあれば、横領罪は成立しないのです。
多くの横領事件は「お金が足りない」ために発覚する
会社のお金をつかってもちゃんと返せば横領にならない、と聞けば「上手にまわせばバレない」と感じる方が多いはず。
ところが、この「上手にまわす」作業が大変です。
横領の罪に問われた多くの人たちが、この作業のどこかで自分のお金が足りなくなり、返済不能になって横領が発覚してしまいます。
ある横領の犯人は、10年近くもこの作業を繰り返しながら「毎日が地獄だった」と言っていました。
給料から使った会社のお金を穴埋めする「自転車操業」はまさに生き地獄、くれぐれも「すぐ返すから」なんて軽い気持ちで流用するのは避けましょう。
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