持っている家庭は約半数 圧力鍋の正しい使い方をチェック
3)調理と加圧が終わったらきちんと減圧
…加熱後弱火にして加圧状態を維持し、調理が終わったら減圧してからフタを開けること。目印はロックピン。鍋の中の減圧が済むと、フタのロックピンが下がります。その状態を確認してから開けましょう。
鍋を傷める結果となるため、製品によっては禁止されていますが、圧力鍋の圧力を減圧するために、鍋の上から流水をかけるのもひとつの方法。
圧力鍋自体の温度を下げることによって、鍋内部の圧力も低下。外気と同等の圧力まで下がったことを確認したら、安全に開けることができます。
圧力鍋で調理してはいけないNG食材
時短で仕上り忙しいママにとって何かと重宝する圧力鍋ですが、調理してはいけない食材もあり注意が必要です。
以下はその一部。
・豆類…豆の皮が目詰まりを起こし事故の原因に。規定量以上の調理はNG。
・麺類…ゆで汁が泡立ち、それが安全バルブ内をふさぐことで圧力調整が効かなくなる。・膨らむ食材…はんぺんやちくわ、餅など、加熱と加圧によって膨らむ食材は、鍋内でパンパンに膨らみ事故の原因に。
・シチューやカレーのルウ…安全バルブが目詰まりしやすく、避けるべき食材。
・大量の油や酒…安全バルブから漏れ出し、火災の原因に。
正しい使い方をマスターして、上手に圧力鍋で時短しましょう。
(文・団子坂ゆみ/考務店)