国債利回りの仕組みとは?資産運用におすすめの個人向け国債を徹底解説
です。
ここからは、国債の中でも更に「個人向け国債」とは何なのかについて特徴をご案内します。
何のために発行しているの?
そもそも国や地方公共団体、企業などが債券を発行する意味は「資金調達」にあります。債券(有価証券)を発行し購入してもらうことで、顧客に対して元本を保証したまま定期的に利子を支払い、これで当初の償還期間の資金を補う目的を達成することができます。
このことから、資金調達のために発行した債券は、より多くの人や企業に購入してもらうことが最も重視される前提条件です。
そこで、銀行や証券会社などが大量かつ高額で頻繁にやり取りをすることももちろんですが、個人向けであれば頻繁な売買が発生せず、長期的かつ安定的な資金調達の目的を果たすことができます。
このことから、さらに多くの個人に購入してもらうことで更なる発行数を獲得する狙いがあります。
個人対象で1万円から購入可能!その中でも、日本が財政資金などの調達のために主に個人向けに発行しているのが「個人向け国債」です。
これは、企業や団体は購入することができず、一般個人のみが購入対象となっています。
さらに購入金額も最低1万円から購入可能で、購入金額の上限はありませんので、資産運用を始めたいがまとまった手持ち資金が少ない方でもスタートすることが可能です。