2020年9月4日 14:00
返金した・返金されたときの勘定科目はどうなる?正しい仕訳の仕方を専門家が解説
年度をまたいで返金されるときの仕訳例
年度をまたいで返金される予定の金額を「仮払金」で処理している場合は、勘定科目を「未収金」に振り替えておき、内訳を明らかにしておきましょう。
また、年度内に仕入値引や経費購入した商品・サービスの返品が確定し、翌期に返金される場合は、年度内に以下の仕訳をします。
そして、翌期に返金されたときに、以下の仕訳をします。
返金や振込についての注意点
支払金額の間違いや返品によって返金が生じる場合、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。ここでは、返金や振込についての注意点について説明します。
振込手数料を考慮する
返金した・返金されたときの仕訳では、振込手数料を考慮することが大切です。基本的には、返金が生じる原因を作った側が振込手数料を負担することになります。
振込手数料が差し引かれて入金されたときは、「雑費」などの勘定科目を使って仕訳をしましょう。実際に仕訳をするときは、先ほど説明した「返金されたときの仕訳例」を参考にしてください。
消費税区分に注意する
返金の仕訳では、消費税区分を間違えないように注意しましょう。
たとえば、予定より多く入金された売掛金を返金する場合、消費税は課税対象外となります。