自らの限界を決めないことの大切さを学ぶ 学生TAが女子中学生に「アンコンシャスバイアス」の授業を実施
事前にTAを務める学生と、女子中学生に対し「アンコンシャスバイアス」についてのアンケートを実施。その回答の比較をもとに授業を展開します。女子中学生の事前アンケートでは、過去に実施した男子中高生と同様のジェンダーバイアス (「夫が外、妻は家」や「子どもが生まれたら一旦退職」等) があることが分かりました。
昭和女子大学附属昭和中学校の期待(真下峯子 校長)
女性が「Girl’sPower」を発揮しようとする時、それを妨げるリミッターが社会の中、また自身の中にもあるのは事実だと考えます。可能性に制限をかけてしまっていることに気づくことが、女性たちの成長のスタートになります。この授業を通して女子生徒たちがそれに気づき、自分の価値を見直すきっかけになることを期待しています。
学生TAによる「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」授業 - これまでの取り組み
昭和女子大学グローバルビジネス学部会計ファイナンス学科小森亜紀子准教授のゼミでは、2020年度から4つの私立男子中学校・高等学校とアンコンシャスバイアスについて考えるアクティブラーニング型の授業を実施しています。女子大学生と普段接点のない存在同士が対話を通じて互いの価値観を共有し、異なる視点や考え方を理解し合うことを目指しています。