【ダイキン】2021年度 省エネ大賞で『machiマルチ』が「経済産業大臣賞」を受賞
は「美の情報発信基地」として、2016年にオープンしました。地上6階建てで解放感のある大空間には、理美容に関する教育スタジオや、300名規模のイベントホール、最新のサロンメニュー体験設備や製品展示スペースがあり、国内外から多くの理美容関係者が集います。しかしタカラベルモントが所有する同規模のビルと比較してエネルギー使用量が多いという課題があったため、原因の分析と対策の依頼を受けた当社が現地調査を行い、下記の省エネ施策を提案、お客様とともに改善に取り組みました。その結果、ショールームとしての快適性を維持しながら、年間で31.6%の空調消費電力量の削減と23.7%のピーク電力抑制を達成しました。
(1)CO2センサー導入による最適な換気制御の実現
外気の導入による熱負荷は空調負荷の約1/3を占めており、過剰な換気は消費エネルギーの増大につながります。「TB-SQUARE osaka」ではオープン当初より、排気時に放出する空調エネルギーの回収が行える全熱交換器を導入し、空調負荷の軽減に取り組んできましたが、当社が行った現地調査では、ショールームへの来客者数が日によって大きく変動するにもかかわらず、全熱交換器が一律に運用されていることが判明しました。