くらし情報『【ダイキン】冷媒再生に関するライフサイクルアセスメントを実施』

2023年1月31日 14:00

【ダイキン】冷媒再生に関するライフサイクルアセスメントを実施

冷媒の種類(R410A、R32、R134a、R22)や処理地域(日本、欧州)に関わらず、どの指標においても破壊処理より再生処理の方が低い結果となり、再生処理の方が地球温暖化抑制や資源循環の点から望ましいことが定量的に明らかになりました。

今後も、冷媒の回収・再生率の向上を推進するとともに、冷媒漏洩の防止・抑制や、地球温暖化係数の低い冷媒への速やかな移行、および安全性、環境性、エネルギー効率、経済性などの総合的な観点からバランスの取れた実用的な冷媒の開発を推進し、地球温暖化抑制と資源循環型社会の実現に貢献していきます。

※1破壊処理と再生処理:破壊処理は、大気中に漏洩した際に温室効果をもたらす代替フロン等を、温室効果を持たない物質に分解する工程を指し、再生利用は、使用時に冷媒に混ざった油等の不純物を取り除き、成分調整の上、再利用可能な冷媒製品とする工程を指しています。※2LIME:環境負荷について、地球温暖化影響に加え人間健康や生物多様性など様々な領域への環境影響を統合的に評価して被害想定金額として算定・評価する指標

【LCA評価結果】

・回収した冷媒の処理において、GHG排出量、エネルギー消費量、LIMEのどの指標においても破壊処理よりも再生処理の方が小さくなり、環境影響は小さい
・日本においてR410Aを再生処理する場合、破壊処理する場合と比較してGHG排出量約1/7、エネルギー消費量約1/25、LIME約1/20の値となった
・冷媒回収による温暖化抑制効果は大きく、冷媒回収率の向上は必須
・LIMEを用いた総合的な環境負荷分析結果より、廃棄物量を削減でき、冷媒の原料である蛍石の新たな採掘を回避できる再生処理の方が、資源循環やサーキュラーエコノミーの観点からも望ましい

【ダイキン】冷媒再生に関するライフサイクルアセスメントを実施


【冷媒を取り巻く環境】

空調機や冷凍機には用途に応じた様々な冷媒が用いられており、安全性、環境性、エネルギー効率、経済性など総合的な観点から、もっともバランスの取れた冷媒が採用されてきました。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.