こうした課題は新人そのものの問題ではなく、実は業界構造や慣習によるものが大きいため、本来は誰が担当しても会社として責任を持って欠陥住宅を作らないような管理体制であることが大事です。
〜現場の新人育成〜こんな状況に注意!新人が育たない&トラブルのもとに…
1.現場に常駐 に注意!
現場の流れを理解する上で常駐は必要ですが、適切な工事、工程がなされている場合に限ります。経験がない新人には適切かどうかの判断がつかないので、放置すると間違ったまま進行し、後に不具合が発生する場合も。
2.力量以上の現場数 に注意!
担当として持てる現場の数はベテランでも戸建ての場合注文住宅4棟程度。経験のない新人は1棟も現場担当として担うことはできません。上司の補助として付く場合、上司が手一杯だと十分に教育ができず事故のもとに。
3.指示伝達 に注意!
現場では協力会社や職人に指示を出すことが多々あります。新人でも発注・元請け会社の社員であれば指示・判断を求められることもあり、上司から職人へ伝達することもあります。
経験不足では正しく伝達することが難しく、また安易に答えてしまうことで、トラブルに繋がることも。