【広島初開催】ブルターニュの神秘を満喫!フランス絵画の魅力が織り成すエキゾチックな旅を広島県立美術館で!
本章では、ブルターニュに拠点を置き、黒を基調とする画面によってパリ画壇で注目を集めた画家グループ「バンド・ノワール(黒い一団)」や、点描によって鮮やかな色調を生み出す新印象派、フォーヴィスムやキュビスムの前衛的な様式など、画家たちが追い求めた多様な表現によりブルターニュの風景や人物を描いた作品をご紹介します。
フェルディナン・ロワイアン・デュ・ピュイゴドー《藁ぶき屋根の家のある風景》1921年油彩・カンヴァス
ピエール・ド・ブレ《ブルターニュの女性》1940年油彩・カンヴァス
※作品は全てカンペール美術館蔵collection du musée des beaux-arts de Quimper
カンペール美術館について
1872年、ブルターニュ地方のフィニステール県カンペール市に開館。1864年に遺贈されたジャン=マリー・ド・シルギー伯爵の収集品を基に、当初はヨーロッパ各国のオールドマスターによる絵画を所蔵していましたが、1880年代、館長のアルフレッド・ボーがブルターニュの伝統を守るべく、地域に取材した絵画作品の収集を開始。今日、フランス随一の「ブルターニュ絵画」コレクションを誇る美術館となっています。