モノを減らしても減らしてもあふれかえる……。それなら、何もない部屋に暮らせばいい⁉ 1日1つだけモノを増やす究極のシンプルライフを実践した女性が気付いたこととは?
サバイバルといっても、無人島で暮らすわけではなく、所持品ほぼゼロでスタートし、1日1つだけ道具を取り出せるというルールで100日間生活するというチャレンジです。
この挑戦は、著者がコメントを寄せた映画『100日間のシンプルライフ』に触発されたもの。
この生活を始めるまでは「なぜかおたまだけで8つも持っていた」という、シンプルライフとはほど遠い日々を過ごしていた著者が、何もない部屋に住み、本当に必要に迫られたものだけを1日1つずつ足していくという生活の中で、モノの本質やその価値、暮らしについてなど、それまでの固定観念を取り払って考えを深めていきます。
◆100日間を通して気づいた100個のこと
本書は大きく2部構成となっています。
<第1部>は、1日目から100日目まで毎日どんなものを選んだのか、またどのようなことを感じ、考えて過ごしていたかの記録です。100日間を過ごすうえで、著者は次のようなルールを設けました。
●ルール
•自宅から1日1つだけモノを取り出せる
•食料の購入はOK(調味料は毎回カウントする)
•電気・ガス・水道のライフラインは完備
•最低限必要な初期装備を設定
•期間は100日間
下着や最初の服、コンタクト、その他マスクや消毒液などの初期装備品以外は何もなし。