東憲司と西川信廣の初タッグで描く 1968年を生きる人々の群像劇 文学座公演『田園1968』上演間近 TKTSで直前チケット発売
社会の底辺で生きる人々の群像劇が、文学座の「生活感覚演技」でリアルな人間たちを通して展開していきます。演出の西川信廣と東憲司。初顔合わせの2人が生み出す「家族の肖像」をどうぞお楽しみください。
【あらすじ】
都会と田園風景がせめぎ合う場所にある梁瀬家。父・孝雄と祖母・サワは土地を巡り、険悪な関係であった。次男の文徳は映画好きの浪人生。長女の睦美は東京での学生運動に挫折し、郷里に戻っている。ある日、会社務めをしていた長男の博徳が祖母の農園を継ぐと宣言し、梁瀬家に波紋が広がる。
激動の時代の片隅で、ひっそりと暮らしていた家族に変貌と決断の時が訪れる。まるで時代の流れに呼応するかのように…。
(左から)加納朋之、新橋耐子、越塚 学
プロフィール
作者:東 憲司
1964年12月17日生まれ 福岡県出身。劇団桟敷童子代表。劇作・演出・美術を手がける。(劇団作品ペンネーム:サジキドウジ)
凝った舞台美術と社会の底辺で生きる人々を描いた骨太で猥雑な群像劇が特徴。自らの生まれ育った炭鉱町や山間の集落をモチーフにしたパワー溢れる舞台により、日本の演劇シーンの中で異彩を放っている。
外部作品も積極的に手がけ、2012年度に紀伊國屋演劇賞・個人賞、読売演劇大賞優秀演出家賞、鶴屋南北戯曲賞をトリプル受賞。