【幻冬舎/著者インタビュー】北参道こころの診療所 院長 庄司剛氏が語る、「精神分析の世界」とは?
精神分析的精神療法とは何か、そして、精神分析について学ぶことで何が期待できるのか、聴きました。
インタビュー記事はこちらから :
https://wadainohon.com/pickup/kitasando-mental-clinic-jp/
インタビュー記事一部をご紹介
――ご著書『知らない自分に出会う精神分析の世界』刊行のきっかけをお聞かせください。
「精神分析的な考え方」を、できるだけ多くの人にご紹介したいと思ったからです。
精神分析とは、普段は意識することがない心の奥底である「無意識」を探索し、理解しようとする試みです。現代の精神医学や医療心理学の世界ではマイナーな扱いを受けていますが、とても興味深く、面白い学問だと私は考えています。
また、心の問題を抱えた人だけでなく、一般の人にも参考になる部分が多いのです。自分の無意識的な領域をひもとくことで、本来の自分でも気づかなかった、あるいはあえて見ようとしてこなかった感情が見え、発言や行動の理由がわかることがあります。精神分析の考え方が世の中に広まれば、社会生活はもっと豊かに奥深く感じられるようになるのではないか。