くらし情報『菅原道真は左遷されても闘い続けた“政治家”だった 日経小説大賞受賞作家の歴史長編『あるじなしとて』を発売』

2022年6月13日 13:00

菅原道真は左遷されても闘い続けた“政治家”だった 日経小説大賞受賞作家の歴史長編『あるじなしとて』を発売

著者は道真に、律令制度が行き詰まる国を憂い、国を救いたいという政治家魂を感じ、その思いを『あるじなしとて』というタイトルに込めています。

平安時代を舞台に問う「政治家は何をすべきか」

著者は、本書を通して「時代が移り変わろうとも、政治というのは今も昔も非常に複雑で、その良し悪しはあっても多くの人の思いや努力で国や政治が動いている、ということを伝えたい」と語ります。少年時代の菅公が主人公の漫画『応天の門』(新潮社)が累計発行部数 100 万部を突破し、2024年の大河ドラマ主役が紫式部になるなど、いま注目の平安時代を舞台とした政界ドラマ『あるじなしとて』は、「政治家は何をなすべきか、学者は政治にいかに関わるべきか」を世に問いかける一冊です。


あらすじ

律令体制の限界、財政破綻の危機……。この国を救う――。たとえ我が名が残らなくとも。
文人として名を成し、順調に出世していた菅原道真は、讃岐守という意に反した除目を受け、仁和2年(886)、自暴自棄となりながら海を渡って任国へ向かう。しかし、都にいては見えてこなかった律令体制の崩壊を悟った道真は、この地を“浄土”にしようと治水を行なった空海の想いを知ると共に、郡司の家の出でありながらその立場を捨てた男と出会うことで、真の政治家への道を歩み出す。

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