2023年2月1日 13:00
85歳の養老孟司さん最新刊『ものがわかるということ』祥伝社より2月1日発売
が詰まっています。
【目次】
まえがき
第一章ものがわかるということ
第二章「自分がわかる」のウソ
第一章 世間や他人とどうつき合うか
第二章 常識やデータを疑ってみる
第三章 自然の中で育つ、自然と共鳴する
あとがき
-生きていることに意味を求めない~養老先生が思う「人生」
《人生の意味なんか「わからない」ほうがいいので、わからないと気がすまないというのは、気がすまないだけのことで、それなら気を散らせばいい。私は気を散らすために、虫捕りをはじめとして、いろいろなことをする。今日も日向ぼっこをしていたら、虫が一匹、飛んできた。寒い日だったから、なんとも嬉しかった。今日も元気だ、虫がいた。それが生きているということで、それ以上なにが必要だというのか》
-85歳の今、夢中になっているのは「ゾウムシ」
《そんなこと調べて、どうするんだ。子どものときからそう言われ続けてます。
もう慣れました。どうぞご心配なく。》「あとがき」より
-情報や記号で埋め尽くされた社会
《なぜ情報化社会と言うんでしょうか。ほとんどの人はこう考えます。コンピュータが普及して、テレビやパソコンのない家はなくなって、誰でもスマホやケータイを持っていて、毎日おびただしい情報が流れるからと。