くらし情報『【北海道 東川町】第38回「写真の町」東川賞の受賞作家が決定』

【北海道 東川町】第38回「写真の町」東川賞の受賞作家が決定

宮崎 学(MIYAZAKI Manabu)

受賞理由:展覧会「イマドキの野生動物」(東京都写真美術館、2021年)などにおける、長野県駒ヶ根を拠点とした一連の作品に対して

1949年長野県生まれ。中学卒業後に働きはじめた企業で、カメラやレンズに触れ、写真の魅力にとりつかれる。17歳で「アサヒカメラ」のコンテストに初めて応募し、初入選。以来、応募を繰り返し、独学で写真を学ぶ。
‘72年、平凡社の雑誌「アニマ」の創刊準備で訪ねてきた編集者に認められ、23歳にして専属契約をする。以後、日本に生息する鷲と鷹、全16種類を撮影することを目標に、北海道から沖縄までを旅し、15年の歳月をかけ完遂。この過程で沖縄八重山諸島に生息するカンムリワシの営巣を初めて発見。これらを写真集『鷲と鷹』(平凡社、’81年)にまとめ、’82年に日本写真協会賞新人賞を受賞。
また、この頃、赤外線センサー付のロボットカメラを独自開発し、野生動物の知られざる世界を撮影した写真集『けもの道』(共立出版、’79年)を発表。さらに、撮影が最も難しいと言われる夜行性のフクロウの撮影に挑戦。姿を現さない野生のフクロウの生活パターンを調べ、行動を先読みするべくロボットカメラをアップデート。

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