【長寿や免疫に効果アリ・コロナで注目の酪酸菌とは】内藤裕二 著『酪酸菌を増やせば健康・長寿になれる』2022年2月7日発刊
は、大腸が正常に働くためのエネルギー源にもなります。
酪酸をつくりだすことができるのは、酪酸産生菌(酪酸菌)だけです。酪酸・酪酸菌がもたらすメリットに以下のようなものがあります。
酪酸・酪酸菌がもたらすメリット一覧(書籍では各メリットについて詳しく解説)
①制御性T細胞を誘導し、抗炎症に作用する
②マクロファージ・B細胞にも作用する
③がん抑制遺伝子を活性化し、がん予防に関与する
④悪玉免疫抑制細胞を抑制し、免疫療法の効果を上げる
⑤腸上皮細胞のエネルギー源となり、バリア機能を維持する
⑥骨芽細胞を活性化し、骨形成を促進する
⑦腸管ホルモン分泌を刺激し、代謝を制御する
⑧免疫寛容を誘導し、アレルギーを抑制する
⑨腸脳相関に関わる
⑩IgA抗体の産生を増加させ、粘膜免疫を強化する
⑪寿命を延長し、加齢による筋萎縮を抑制する
⑫ディスバイオーシスを改善させる
酪酸菌を増やす具体的習慣
※本書より一部抜粋要約
何を食べるかよりも、いつ食べるか
異常な食事時間(夜型の食生活)は腸内フローラの酪酸産生菌(酪酸菌)の減少を引き起こします 。
その結果、腸管バリア機構の異常、炎症応答が惹起され、代謝異常につながることも明らかにされています。