くらし情報『《国宝瑞龍寺と花の融合》第24回花まつフラワーデザイン展『花心論2022』を開催しました』

2022年10月8日 18:00

《国宝瑞龍寺と花の融合》第24回花まつフラワーデザイン展『花心論2022』を開催しました

高岡開町の祖・前田利長の菩提を弔うために建てられた瑞龍寺の本堂の天井には、この地域に根ざし繁栄をしてゆくことを願って野草百花が描かれています。高岡の町民に長く利長の遺徳をしのばせ、併せて町の繁栄を授ける意図を託したものと考えられています。
高岡は鋳物や漆工などの独自生産力を高める一方、穀倉地帯を控え米などの物資を運ぶ良港を持ち、米や綿、肥料などの取引拠点として「加賀藩の台所」と呼ばれる程の隆盛を極めました。
町民は固有の祭礼など、地域にその富を還元し、町民自身が担う文化を形成。純然たる町民の町として発展し続け、現在でも町割り、街道筋、町並み、生業や伝統行事などに、高岡町民の歩みが色濃く残されています。
ユネスコ無形文化遺産に選定された高岡御車山祭は、町民自身が楽しむために自らの富を投資し、地域経済を動かしていたことが分かる代表的な行事です。
先人たちが伝統を守り文化を伝承してきたおかげで今があり、それを次世代へ伝えていくことが現代に生きる私達の責任だと考えます。

私は二番町に生まれ育ち、御先祖様たちも深くお祭りに関わって来ました。
二番街の御車山に小学6年生まで乗ることが出来ました。御車山の乗り心地は、街中を畝り囃の音と共に私の少年時代の一番の美しく楽しかった思い出として、生涯遺産とも言うべき一生の財産、宝物となっています。

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