くらし情報『寒い時期の避難リスクと対処法』

2022年2月10日 10:00

寒い時期の避難リスクと対処法

津波の懸念される地域では、持ち出し袋に加え、十分な防寒具なども平時から持ち出しやすい場所に準備し、警報発令から速やかに津波の想定されない高台などに避難することで被害を大きく軽減することができます。

津波・倒壊を免れて住み続けるには、理想的には、津波の浸水区域の外にあり、 地震の揺れが増幅されない土地で、十分な耐震性と省エネ性能の高い住宅に住むことが望ましいです。

地震時の住宅の揺れ方には、その場所の地盤の揺れやすさ(表層地盤増幅率)が大きく影響しています。昨年10月7日に発生した千葉県北西部を震源とする地震でも、震源地の千葉県北西部よりも、震源から離れた埼玉県宮代町、川口市、東京都足立区で震度5強を観測しました。このような揺れ方の違いも、地盤の揺れやすさの違いが影響しているものといわれています。
過去の地震では、家2件ほど離れた場所で被害状況が大きく異なり、実際に地盤を計測してみると揺れやすさに大きな違いがあり、調べて見ると自然の地盤と盛土造成地の差であった事例もあります。
住宅の地震リスクは、揺れやすさを示すマップ、地形、地盤状況からみた揺れやすさと、住宅の耐震性の双方について考えることが必要なため、地盤と住宅の専門知識が必要になります。

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