くらし情報『芥川賞作家火野葦平の実名大河小説『花と龍』 劇団文化座が舞台化 カンフェティでチケット発売』

2024年1月9日 10:00

芥川賞作家火野葦平の実名大河小説『花と龍』 劇団文化座が舞台化 カンフェティでチケット発売

早稲田大学文学部に進学し、従軍、若くして芥川賞作家となり、……そして戦後に筆を折り、公職追放も受ける。
やがて、日本が民主主義の国となり、再びペンを持つことが許された時、彼が挑んだのが父と母の物語「花と龍」であった。無類の演劇好きだった火野葦平は、私たち文化座に『陽気な地獄』と沖縄を舞台とした『ちぎられた縄』を書き下ろして話題となった。
戦時下、激戦地を巡って従軍作家として活躍した火野と、旧満州で抑留生活を経験した文化座の創始者・佐佐木隆は、演劇の場で感嘆し合い交流を重ねた。が、火野は1960年、日米安保条約が調印された五日後に死を選んだのだった。
「父や母のように美しく生きられないかもしれないが……」と、語っていた火野の言葉と、火野の甥で祖母マンに育てられた中村哲医師がアフガニスタンで凶弾に倒れたことを考えると、玉井金五郎一家の夢と野望は今もなお脈々と息づいているように思える。私たちは今、その続きの時代を生きているのだ。
芥川賞作家火野葦平の実名大河小説『花と龍』 劇団文化座が舞台化 カンフェティでチケット発売


芥川賞作家火野葦平の実名大河小説『花と龍』 劇団文化座が舞台化 カンフェティでチケット発売


あらすじ

広い世界が見たい! 共にめっそうもない野望を抱いた男と女が、北九州若松の港にたどり着く。
持ち前の度胸と正義感で波止場の暴力と闘い、めきめきと頭角を現す男、玉井金五郎24才。

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