ゼラチンの起源は、古代エジプト? ゼリーづくりに欠かせないゼラチンの正体
ゼラチンは、完全に乾燥していると固くて強い素材で、熱いお湯に入れてもなかなか溶けません。
しかし、水の中にしばらく入れておくと水を吸って柔らかく膨らみ(これを「膨潤」という)、お湯で簡単に溶けるようになります。
お湯に溶けたゼラチンは、冷やすと固まり、ゼリー状になります。
ゼリー状になったゼラチンは、体温程度の温度でも溶ける特徴があります。
私たちの身近な素材からできるゼラチンとしては、「煮こごり」があります。
煮魚や肉の煮込みが冷えたとき、煮汁がプ ルプルとしたゼリーのように固まってい るのを見たことがありますよね。これが煮こごりです。
これは、魚や肉のコラーゲンが加熱によって煮汁に溶け出し、ゼラチン化してゼリー状に固まったものです。
ゼラチンの起源は、古代エジプト時代にあり
ゼラチンのルーツは、今から5000年以上前、古代エジプトの「にかわ(膠)」 の製造から始まったと伝えられています。
にかわとは、動物の皮や骨、腱などを水と共に加熱して製造したもので、接着剤や粘着剤として使われてきました。
ちなみに日本語の「にかわ」