「津原やすみ(津原泰水)の少女小説」が今秋より電子書籍で復活! 第1弾は傑作〈あたしのエイリアン〉シリーズの『星からきたボーイフレンド』
折しも、令和の今、往年の少女小説が再び注目を集めています。この機会に「津原やすみの少女小説」をどうかお楽しみください。
星からきたボーイフレンド(津原やすみ/著、新井葉月/イラストレーション)
津原さんによる当時のあとがき、『なかよし』で活躍中だった漫画家の新井葉月さんによるイラストレーションを再録。特別付録として執筆時の創作ノートを公開。
〈あらすじ〉
あたし、百武千晶は、高校一年生。すべての不思議な出来事は、ある秋の夜、クラブで遅くなった帰り道に、大きなながれ星を見たことから始まった。その後に、近道の、神社の境内を歩いていたら、オレンジの髪に緑の服という、まるで外国人のような少年に会ったの。びっくりして逃げたあたしを、どうしたことか、少年が追いかけてきた。
やっと家に着くと、ママが「あら、ホシオくん、おかえりなさい」って言ったんだ。あたしは何も知らないのに、NYからきたイトコだっていうの。ホシオくん、あなたはいったい誰なの……⁉ 人気シリーズとなった〈あたしのエイリアン〉の原点、千晶とホシオの出会いの物語。〈目次〉
プロローグ
1 暗闇の転倒
2 突然のイトコ
3 ワンダーランド
4 あたしの話聞いて
5 はたして彼の正体は
6 意外にして強烈な弱点
7 原宿なんか大っきらい!
8 続原宿なんか大っきらい!
9 1/7の憂鬱とラブレター
10 星降る夜のフェミニスト
11 ハウスマヌカンの落胆
12 ショートケーキ作戦
13 ピンクの影追って
14 虹色の蛇の上昇
15 素敵なダンス
16 涙の宇宙船
エピローグ
あとがき
特別付録
毎日がハロウィン(津原やすみ/著)