と作品づくりの楽しさを伝えた。
同じく合唱部女子部員の長谷川コトミ役のHinanoは、「私は高校2年生なので、2年前、コトミちゃんと同じ歳だったんですけど、中学2年の時にコロナウイルスの影響を受け始めて、中学3年生の時はほとんど学校での授業がなくて、仲間とケンカしたり、合唱コンクールに出場したり、体育祭があったりとか、そういうことが全くありませんでした。でも、実際にはできなかったことを舞台でやらせてもらえたことで、失くした青春が戻ってきたような気がしましたし、間違いなく皆さんの青春の1ページに刺さる作品になったと思います」と中学時代の欠けていた部分を補完できる喜びを語った。
合唱部女子部員で指揮を担当する辻エリを演じるのは德岡明。「実際に中学3年生だったのは12年ぐらい前なんですけど(笑)、役を研究したり、昔のことを思い出したりしながら演じています。指揮はやったことがなかったんですけど、歌唱指導の方にすごく教えてもらって、皆さんの歌がどんどん変わっていくのも感じたので、調子に乗ってやらせていただきました」と新しいチャレンジに手応えを感じている様子。
合唱部男子部員・向井ケイスケ役の平松來馬は「初日をこれから迎えることになりますが、ここまで来るまでに積み重ねてきたもの、スタッフの皆さんやキャストの皆さんと一緒に作り上げてきたものは確かなんじゃないかと感じられるゲネプロになりました」