くらし情報『【今年の〈24時間テレビ〉でドラマ化】「日本理化学工業株式会社」が「日本でいちばん大切にしたい会社」と呼ばれるようになった理由』

2023年7月24日 07:30

【今年の〈24時間テレビ〉でドラマ化】「日本理化学工業株式会社」が「日本でいちばん大切にしたい会社」と呼ばれるようになった理由

の書籍より一部抜粋

五〇年前に知的障がいをもつ二人の少女を、「私たちみんなでカバーしますから」という社員たちのたっての願いで採用した日本理化学工業。今、この会社の障がい者雇用率は、社員の七割に及んでいます。
会社は、売上げを上げるために、利益を上げるために存在しているのではありません。本当に人々に必要とされ、社員たちも誇りをもって働くことができる、その結果、みんなが幸福を感じることができる、そんな会社になるために存在しているのです。
従業員約五〇名のうち、およそ七割が知的障がいをもった方々で占められている神奈川県川崎市のその会社は、多摩川が近くに流れる、静かな環境のなかにあります。
この会社こそ、日本でいちばん大切にしたい会社の一つです。昭和十二年(一九三七)に設立された「日本理化学工業」は、主にダストレスチョーク(粉の飛ばないチョーク)を製造しており、五〇年ほど前から障がい者の雇用を行っています。
そもそものはじまりは、近くにある養護学校の先生の訪問でした。
昭和三十四年(一九五九)のある日、一人の女性が、当時東京都大田区にあった日本理化学工業を訪ねてきたそうです。
「私は養護学校の教諭をやっている者です。

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