2022年11月15日 12:00
金守珍×趙博のタッグで描く 差別の中を生き抜いた二人の人生 新宿梁山泊第73回公演『奇妙な果実 ~マルコムXと金嬉老~』上演決定 カンフェティでチケット発売
しかし生きた国は違えど、両者とも厳しい差別の中を生き抜いた激しい気性を持った人物だった。
本作品は、異なる環境に生きた二人は命をかけて、何を成し遂げようとしたのか――。両者の「現実」に「架空の史実」を加えることでストーリーに奥行きを持たせ、さらに歌舞音曲をふんだんに織り込み、エンターテインメントに仕上げた。
人種平等と社会正義を求める全ての人々に向けての「今をともに生きる」メッセージを唱えたい。
新宿梁山泊
87年、金守珍を代表として旗揚げ。日常の世界から脱却し、夢と希望とロマンを観客と共に追い求める舞台空間を目指し、またアンダーグラウンド(アングラ)演劇を「日本の現代を代表する特異な文化」として次世代、また世界へ発信すべく活動を続けている。
毎年、花園神社境内で唐十郎作品のテント興行を行い、テント演劇ならではの特殊な演出で、エネルギッシュかつスペクタクルあふれる作品を生み出している。21年、風間杜夫を主演に迎えた唐十郎の代表作『ベンガルの虎』では水をふんだんに使い、テント外の景色を取り込んだ演出と、観客を驚嘆させる大屋台崩しのある舞台装置で、テント演劇の王道を披露し話題となった。