冬の入浴はヒートショックにご用心!大江戸温泉物語が安心・安全、快適に楽しむ冬の温泉入浴の秘訣を伝授
1. お食事・飲酒直後の入浴は控える
食事をした約20分後から消化のために血流が腸に集まり、脳への血流が保てなくなることで過度に血圧が低下します。それにより、めまいや失神を起こしやすい状態になるため、食事や飲酒直後の入浴はお薦めできません。失神の際の転倒により、骨折や頭部外傷に至ることもあるので注意が必要です。
2. 入浴前・入浴後に水分を十分に取る
お風呂に入ると300~500mlの汗をかくと言われています。
水分が失われることで、血液が濃縮し、血管が詰まりやすくなります。特に高齢者の方は脳梗塞や心筋梗塞の発作が起きやすくなるので注意が必要です。
水分補給をしてから15分程でサラサラの血になるので、入浴前の水分補給の目安にしましょう。
3. 入浴前にかけ湯をする
体に着いた埃や汗を流すという意味合いもありますが、熱いお湯に浸かる前に体を慣らしておくための行為でもあります。
かけ湯をせずに入浴すると、急な血圧の上昇が起こります。特に、普段から血圧が高い方や糖尿病患者、血管が弱くなっている方にとってこれは、脳出血などにつながる大変危険な状況を作り出すことになります。湯船に浸かる前に、心臓から遠い場所からかけ湯をしましょう。