ユダヤ人作家、石角完爾さん著『西洋絵画に隠されたユダヤの秘密』笠間書院より10月28日発売
ミケランジェロの『アダムの創造』で、神とアダムの指先が触れそうで離れているのはなぜなのか。そこで人類に問われていることとは?
また、ブリューゲルの『バベルの塔』が伝える、子どもの教育でもっとも重要なものとは何か。ミレー『落穂拾い』が、富める者の義務として教えていることは――?
預言者モーゼの著作と言われる旧約聖書における最初の5つの書、いわゆる「モーゼ5書」である「創世記」「出エジプト記」「レビ記・民数記・申命記」のテーマごとに、名画から学べるユダヤ教のウィズダム(人生訓)を紹介。名画を鑑賞しながら現代社会を生きる我々に必要な生きるための知恵と勇気、哲学を学べる本となっています。
目次より
第1章創世記
-なぜ人間は永遠に生きられないのか?
-兄弟殺しが導いた現代文明
-ノアが神に選ばれた理由
-肉食の代償
-「神と戦う人々」の起源
第2章出エジプト記
-モーゼも学んだ「短気は損気」
-なぜユダヤ人は抽象的思考が得意分野なのか
-グルメ追求を否定する理由
第3章レビ記・民数記・申命記
-1人の意思がロシアの運命さえ変える
-「スケープゴート」の本来の意味
-世界的名画に隠された秘密
-戒律を忘れた人々の醜態
-性的退廃はユダヤ教の敵
書誌概要
出版社 : 笠間書院
発売日 : 2024/10/28
定価 : 2,530円
単行本 : 280ページ
ISBN : 978-4-305-71024-6
著者プロフィール
石角完爾(いしずみ・かんじ)