東京・本多劇場で大好評のうちに閉幕 ゴツプロ!第九回公演『無頼の女房』福岡・大牟田にて上演間近
ことあるごとに二階から飛び降りるのも、薬物で高揚した精神のなせるわざ。
「原稿を走る筆の音が、まるで身を削る刃物の響きに聞こえて」
そんな圭吾に寄り添ってきたやす代にとある変化が訪れたことで、夫婦の時間が変わっていく。
混沌の時代を懸命に生きながら、どこか滑稽で愛おしい人々。日本を代表する作家・坂口安吾とその妻・三千代をモデルに、一癖も二癖もある登場人物たちそれぞれの愛の形を描き出す、中島淳彦の代表作。
「ゴツプロ!」とは
2015年12月小劇場界で20年30年と活躍し続ける男性俳優のみで結成。
2018年の第三回公演より本多劇場へ進出。東京・大阪公演のほか台北公演で海外進出を果たした。2021年第六回公演『向こうの果て』では劇団初となる女性キャストに小泉今日子を迎え、舞台×ドラマ×小説連動プロジェクトとして、WOWOWでドラマ化(内田英治監督、松本まりか主演)、幻冬舎より小説化。
2022年には、小林勝也、山本亨、佐藤正宏らを迎え、西沢栄治の演出で『十二人の怒れる男』に挑戦。
本多劇場史上初となる四方囲みの客席を設置し、コロッセオに自動盆を取り入れた演出で、国境も時代も越えて愛される名作を上演。