宮部みゆきが生涯書き続けたいと語る「きたきた捕物帖」 2年ぶりの続編『子宝船』5月に刊行決定
『子宝船』あらすじと読みどころ
3話を収録
◎第一話「子宝船」
赤子を亡くした家の宝船の絵から弁財天が消えていた。大騒動が起きるなか、北一が、絵を描いたという男の家へ行ってみると……。
◎第二話「おでこの中身」
弁当屋の一家三人が殺された――。悲惨な現場を見ていられず、外に出た北一は、見物人のなかに怪しげな女がいるのに気づく。
◎第三話「人魚の毒」
北一が、検視の与力・栗山のもとで弁当屋の事件の真相を探っていると、木更津湊でお上の御用を務めているという男が訪ねてくる。
政五郎親分&おでこ登場
第一巻で宮部ファンを喜ばせたのが、『桜ほうさら』の富勘長屋の面々や、『初ものがたり』の謎の稲荷寿司屋など、登場人物のクロスオーバーです。二巻目の『子宝船』にも「ぼんくら」シリーズの政五郎親分やおでこなど、既刊本の人気キャラクターが顔を出し、その期待に応えます。
文庫化を記念してプレゼントフェアを実施
PHP文芸文庫の『初ものがたり』『桜ほうさら(上)(下)』は、『きたきた捕物帖』に連なる世界観が楽しめる物語です。同文庫ラインナップに加わる『きたきた捕物帖』の発刊を記念して、プレゼントフェアを実施します。