2024年5月5日 07:00
渡辺謙、妻夫木聡の未来に期待「どう年輪を重ねていくのか楽しみ」 2人で向き合った“生きる”というテーマ
と出演に至った。
脚本を読み「『医者が死ぬことをコントロールしていいものなのか』を前提としている物語なので『この作品を放送して大丈夫なのか?』と思いましたが、でも生きることや、それを支える愛がそれぞれの登場人物に描かれていて、生きる・死ぬという根源的なテーマを、ライトで滑稽ででも最後は腑に落ちる“北川節”で書かれていると感じました」と納得したそう。
ドラマ『オレンジデイズ』以来20年ぶりの北川作品に参加する妻夫木も「北川さんの世界観は独特でファンタジックでもあるけどこういう世界があったら、こういう相手がいたらいいな、と、自分と重ね合わせて入っていけるような印象を持ちました。俳優とはフィクションを扱う仕事ではあるけど『うそを真実にしてもいいんじゃないか』と思える台本でした」と希望を感じた脚本だったという。
■妻夫木聡、家族ができて変化「『死ねないな』と思うようになった」
繰り返される手術と抗がん剤治療にうんざりした成瀬は陸に「殺してくれよ」と頼み、あっさりと承諾した陸だったが、「でもその前に、やりたいことはありませんか」と提案。バイクで旅に出た2人はキャンプをしたり、生まれた街へ行ったり、初恋の人に会ったり…人は何のために生き、何を残すのかという永遠の問いの答えを求めながら各地をめぐることとなる。