くらし情報『【RIZIN】平本蓮“ドーピング否定会見”ポイント振り返り(1)弁護士の同席と、動画取材なしの狙い』

【RIZIN】平本蓮“ドーピング否定会見”ポイント振り返り(1)弁護士の同席と、動画取材なしの狙い

そして、赤沢への訴訟などについて聞かれると、法律の専門家である弁護士が回答する場面も多々あった。

これが、今回の会見で動画取材が行われなかった理由ではないだろうか。もし会見動画が公開されたら、平本に不信感を持つ人は平本が話す前に考えを整理してしばし沈黙した瞬間や、弁護士が回答する瞬間などを切り取り、「やましいことがあるから言葉に詰まった」「平本が余計なことを言わないように弁護士が先に答えた」などとコメントを添えて投稿し、同じ考えの人たちに受け入れられて一気に拡散していただろう。事実ではない可能性があっても、極端で強い意見ほど拡散しがちな「エコーチェンバー」になりやすいのが、SNSの怖いところである。

SNSを駆使し、時にはやりすぎなほどのトラッシュトークで自分の存在価値を高めてきた平本は、その拡散力と影響力を格闘技界の中で誰よりも知っている。そして、これまでに自分が参加してきた多数の会見で、事前に周到な準備を重ねて必ず見せ場を作り、何をマイクで語れば盛り上がるのかということも学んできた。だからこそ、今回の会見の真意は動画の“切り取り”だけでは伝わらないと考えて、動画取材が行われなかったのではないか。

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