“いい人”草なぎ剛、“悪役”への思い「日常とかけ離れていることをできるのが一番の楽しみ」
舞台『ヴェニスの商人』で主演を務める草なぎ剛 (C)ORICON NewS inc.
俳優・歌手の草なぎ剛が、12月6日から来年1月10日まで東京、京都、愛知で上演される舞台『ヴェニスの商人』に主演する。さまざまな舞台に出演してきた草なぎが、稀代の戯曲家であるウィリアム・シェイクスピアの作品に挑むのは初めて。温厚で穏やかな“いい人”のイメージがある草なぎだが、本作の高利貸しの悪役・シャイロックのように“悪い役”での好演も多い。周囲が“悪役”を求めること、役への臨み方について聞いた。
■悪い役でもいい役でも「僕と仕事をしたいな」と思ってくれることがめちゃめちゃうれしい
――シェイクスピア作品初挑戦ということですが、『ヴェニスの商人』の印象を教えてください。
【草なぎ】初めてのことは、いつも楽しい要素をたくさん感じられるので、またこうやって新作に挑めるなと思っています。脚本を読んだり、YouTubeで調べたり、ググったりしているのですが、シェイクスピアさんの400年くらい前の脚本が、こうやって現在にも語り継がれている魅力みたいなものを、僕自身も感じています。
それを今、このタイミングでやるっていうのは、僕にとっても、皆さんにとっても意味深いものになればなと思って。