「私のアイドル像にも影響が…」齋藤飛鳥、【推しの子】アイ役に葛藤 一度辞退も“共通点”見つけ決意【インタビュー前編】
――共通点もあるけれど、先ほど齋藤さんがおっしゃっていたように“アイドル像”は全く違ったのですね。
【齋藤】アイドルとしての種類は全然違うと思います。アイは暗い気持ちとか感情を自分の中に秘めて、表ではどんな人の前でも必ずニコニコキラキラしてる子。それは多分すごく強いことでもあると思うし、でも逆に弱いからこそそうやって取り繕わないといけなかった。そんな不安定さを抱えている子だと思うんです。私は常にニコニコキラキラではないので、そこはわかりやすく違う点で…多分、見る人に与える印象が、アイと私はほぼ真逆の位置にあると思います。
■実は理想のアイドル像だった”星野アイ”「でもやっぱり私には無理」
――「“齋藤飛鳥”としてのアイドル像」というフレーズも先ほどおっしゃっていましたが、乃木坂46にいた頃の齋藤さんはどんなアイドルだったのでしょう。
【齋藤】私もできることならアイみたいなキラキラアイドルになってみ たかったんです(笑)。
正直、私が昔に理想として描いていたアイドル像にすごく近かった。でもそれができなくて、自分の“陰”の部分をわりと表面に出すようなキャラクターに落ち着いたんです。