「正直、期待してなかった…」期待を上回る完成度で韓ドラ沼民をトリコにした2024年の韓国ドラマ3選【ハングクTIMES Vol.181】
こういうサプライズがあるから韓ドラオタはやめられんのですよね…。
視聴率だけを見るとそんなに高くはないんですが、ドラマの台本集は予約販売だけで、3日間で約2万部を売り上げてベストセラー。ポップアップストアは朝の5時から大行列という人気っぷり。SNSでの言及やYouTubeでの反応などをみても、視聴者のハマり度が半端なく深かった作品だったように思います。
本作は、ある日突然生涯を終えてしまった有名アーティストのリュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)と、彼の死に絶望した熱狂的なファンのイム・ソル(キム・へユン)が、“推し”を生かすために時間をさかのぼって2008年に戻るタイムスリップファンタジーロマンス。
「またタイムスリップかよ…」とややげんなりしてしまう気持ちは痛いほど分かるんです。筆者も観る前はそう思ってました。ファンタジーが超絶苦手な筆者がまずハマった要因は、主人公を演じるキム・へユン&ピョン・ウソクの没入度高めな演技力!正直この2人の演技力あってこその『ソンジェ背負って走れ』だったと。
筆者は第1話冒頭、ソルが事故で生きる希望をなくして、ソンジェの言葉に救われるシーンでの、キム・へユンの演技が凄まじすぎて、フルマックスで感情移入させられ、一気に心掴まれてしまいました。