霜降り明星せいや、高校の新学期「1軍に入らないと…」焦りが生んだしくじり
せいや初の半自伝小説『人生を変えたコント』執筆風景
お笑いコンビ・霜降り明星のせいやが初の半自伝小説『人生を変えたコント』(ワニブックス)を25日に発売する。自身が高校時代に経験した「ある日、突然はじまった」壮絶ないじめを赤裸々に明かし、いじめから何とか抜け出そうと生み出した1作のコントについてつづった内容。同書から、「大阪市市立ホシノ高校1年生のイシカワ」が語ったいじめがはじまった些細なきっかけについて一部抜粋し紹介する。
■ある日、登校して教室に入ると…ショックと恥ずかしさ
お笑いが大好き。そんな事実をみんなに知ってもらいたい。小学校のときから漫才に惹かれ、自分でネタを作ったり、分析したりまでしていた。でも、自分のアピールポイントを急に言うのは逆にサムいし、恥ずかしい。
そんな思いがずっと頭のなかでグルグルするだけで、思いついては消しての繰り返しで、気づけば3日4日と経ってしまっていた。
そんなある日、クラスの休憩時間に初めてぐらいの盛り上がりがあった。これはいったい何事かと離れたところから見ていると、どうやらできて間もない男女グループが“ゴミ箱シュート”をして楽しんでいるようだ。