『新語・流行語』年間大賞に『ふてほど』 野球関連ワード“4年連続”ならず【トップテン一覧&理由掲載】
金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』のメインビジュアル(C)TBS
2024年に最も話題を集めた言葉を決める『現代用語の基礎知識 選 2024ユーキャン新語・流行語大賞』が2日に発表され、「年間大賞」に今年1月期に放送されたTBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(略称:『ふてほど』)が選出された。21年は当時エンゼルスだった大谷翔平の「リアル二刀流/ショータイム」、22年はヤクルト・村上宗隆を称えたワード「村神様」、23年は阪神タイガースのスローガン「アレ(A.R.E.)」が大賞に輝いていたが、4年ぶりに野球関連の言葉以外からの選出となった。
TBS系「金曜ドラマ」枠で放送された『不適切にもほどがある!』は脚本を宮藤官九郎が務め、主人公を阿部サダヲ、娘役を河合優実が演じた。1986年と2024年をタイムスリップしながら、コンプライアンス社会をストレートに批判するのではなく、時代や世代、個人間にギャップがあるのは当たり前で、どんな時代でも差異を否定しあうのではなく、差異の存在を前提に話し合いを重ね共通解を探るというテーマだった。
受賞理由について「大手自動車メーカーの認証不正、パーティー券収入の収支報告書不記載など、2024年は不適切事案が目白押しであった。