出会いを求めて!? 春の到来を心から祝うイースター【いろどりのチェコ vol.7】
長い冬がようやく終わる。
“長い冬” と言うと単なる枕詞のようだが、チェコでは一年の半分近くが冬なので、それはもう本当に本当に長かったのだ。
その分、春を迎える喜びは計り知れない。
春のはじめの節目となる行事がイースター。
日本でも最近は今の時期にカラフルなイースターエッグやウサギのアイテムをよく見かけるようになった気がするが、実際に祝う人は少ないと思うので、イースターの由来と時期を簡単に説明したい。
イースターとは、イエス・キリストが、十字架に掛けられて亡くなった3日後に復活したことに由来する復活祭で、キリスト教文化が濃い国では、一年の中でクリスマスに並んで大きな行事である。
日程は、「春分の後に訪れる最初の満月の次の日曜日」・・・と言われてもピンと来ないのだが、毎年日付が違い、3月後半の年もあれば、4月半ばの年もある。実際、昨年は4月16日だったのに、今年は半月も早い4月1日だ。
この時期に半月違うと気温も周りの景色も随分違うので妙な感じだが、そういうものらしい。
日本人としては、新しいシーズンの始まりというイメージが強い4月1日は、春の訪れを祝う日としてはぴったりな気がして、今年の「4月1日 イースター」